忠彦の件を受け、福子と萬平も勉強しなければならないのでは?と思った。忠彦が絵を描くのに集中するあまり、克子達は忠彦の身体が心配でどうしようもないという状況になってしまった。忠彦は塩作りに専念する萬平にも同じようなことが言えるのだと福子に忠告していた。
それで福子は何お思わないのだろうかと気になった。福子はあまりにもポジティブな思想を持っているからこそ萬平を支えていくことはできているが、萬平が家のことも考慮しないのは問題があるのでは?と思った。実際、忠彦も家のことを考えていなかった。やがて忠彦は克子らに迷惑をかけているのだと知った時、克子にお茶漬けを作って欲しいとお願いした。このように萬平も福子と鈴の負担を考慮して欲しいのだと感じた。