モテキ第1話格好悪い振られ方 森山未來
森山未來演じる藤本は、金なし彼女なし おまけに29歳童貞。未だに定職にも就かずダラダラと自分への不平不満をこぼしながら毎日を過ごしていた。そんな彼にいきなり元同僚の女性から連絡が。それを機にモテ期が到来する。
最初は主人公のダメダメ人間振りに嫌気が差すが、それが逆に気になり、なかなか目が離せない。今だかつてモテたことがない男の人生が一変。振り回され空回りしながらも4人の女性と良い感じになるも恋愛経験がない藤本の奥手、鈍感っぷりが笑える。
原作に忠実でドラマでしか味わえないテンポの良さや作中に紹介される今週のモテ曲やパロディーなど、同世代ならではのツボが満載。
また、ドラマの主題歌であるフジファブリックの夜明けのBEATが作品を盛り上げている。
全作を観ての感想は、現代のドラマにあるような爽快さはないが、藤本らしい結論で締め括られたという印象。主人公がほんの少し成長し、一歩、リアルに自分と向かいあえて答えを出せたと思う。