フルーツバスケット/最終回・結末感想ネタバレ注意！すべてラストのためのものだと言えるほどとてもいい…。 #COMIC

フルーツバスケット最終回、不思議な気持ちになった

花とゆめで連載していた漫画「フルーツバスケット」の最終回について。この漫画はとても好きな作品でした。読んでいてほんわかする感じがとても好きでした。最終回は走馬灯のようにこれまでのストーリーを頭の中で振り返ってしまいました。透と夾、二人が出会ってから最終回まで様々なことがある訳ですが、それらをすべてラストのためのものだと言えるほどとてもいい結末でした。

また、二人だけでなくラストはどこか優しく切ないものを感じさせました。これまでのことがとうとう終わりへと向かっていきます。最初から読んでいたらきっと寂しい気持ちになってしまうと思います。物事にはいつか終わりが来ます。けれどその時何を感じ何を思うのかはその時になってみないと誰もわからないのです。最終回はそんなことを読者に教えてくれました。

もともとこの作品にはどこか不思議な魅力がありました。こんなにも優しく暖かく包み込んでくれるような作品を私は他に知りません。登場人物一人一人が様々なことを抱えて生きている中で主人公透はそれを優しく暖かく包み込みます。きっとそんな心優しい透がこの物語を照らしてくれているのでしょう。

この作品に出会ってよかったと胸をはって言えます。