実家と親戚のバトルをもやもやしながら見守るわたし。
最近、わたしの実家と親戚がバトルをした。
よく骨肉の争いっていう言葉があるけれど、そこまで血生臭いものでもなく
ちょっとしたやり取りで軽く絶縁状態になってしまっていた。
わたしは、わたしの実家のほうの話しか聞いていない。
でも、どんなに客観的に見ようとしても悪いのは親戚のほうに思えてしまい
介入せずに見守るスタンスにした。
今まで、バトルの種はいくつかあったけれど丸く収めていたのはうちの母親。
いつも上手い具合に荒ぶる狼やライオンを手のひらで転がしていたのだ。
でも、今回のバトルはいつもと違い日頃あまり大きな声で反論しないうちの父親が
例の荒ぶる狼さんに噛み付いてしまい。
狼さんは大激怒。
もともと荒ぶって攻撃的だったが、そのときは警察沙汰を起こしそうなくらいの暴力を
振るわれそうになったそうだ。
例えるなら、ネコが狼をシャーっと威嚇して逆切れされる感じだろうか。
暴力が大嫌いなうちの母親は、それを見て頭の中のなにかが弾けた。
「もうダメだ」
そう思ったそうだ。
その後、クールダウンするかと思ったのだけど電話でのやり取りでまたヒートアップし、そこで完全にお互いの関係を決裂してしまったのだった。
言い分は、お互いにある。
もちろん、今までもケンカがなかったわけではないのに普通に何事もなかったように過ごしてこれたのはやっぱりうちの母親がうまく収めていたからなのだと改めて感じた。
本当は、何もなかったのが不思議なくらいの親戚の猛獣っぷり。
その猛獣使いのうちの母親は、完全に疲れ切ってしまった。
でも、わたしにとって親戚は親戚。大切な家族。
うちの母親と父親はもちろん大切だけど、叔父や叔母も大切に思っている。
だから、正直仲直りして欲しいのが本音だ。
悲しく思いながらも、どうしようもできなくてもやもやする毎日。
なにかきっかけはないものだろうか。