連続テレビ小説ひよっこ・第14話
高校生の甘ちゃん三男の提案する聖火リレーにずっと反対しているように見せかけて、最後の最後で話に乗ってくる青年団の大人たち。思わず引き込まれる展開です。三男の一生懸命さにも涙が出そうになりました。
村が大好きで出たくて出て行く訳ではないと訴える三男に対して、村を出たくても出られない長男の気持ちもちゃんと台詞として言わせます。このドラマを見てずっと感じていることですが、脚本家の話の運び方が実に巧みです。こういう朝ドラを待っていたのだ、という声が日本中から聞こえてきそうですね。それぞれの母親3人の朝ドラお約束の立ち聞きシーンも、わざとらしくなく自然でした。みね子にアンカーを任せるという青年団の粋な計らいが、東京のどこかにいるであろう実に届けばいいのですが。