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小さな巨人・最終回10話「歴代の捜査一課長が闇へと葬り去ろうとしていた黒い歴史」【テレビ感想2017年ネタバレ注意】。 #TV


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小さな巨人 第十話 影の主役は香川照之さん演じる小野田課長だった

小野田課長を中心とする警視庁捜査一課と、主人公の香坂刑事を中心とする所轄との確執を生々しく描いた同作品が完結しました。最後に元捜査一課所属の香坂刑事と山田刑事が捜査一課に戻るのは予想通りでしたが、小野田課長が実は味方だったのには本当に驚かされました。
歴代の捜査一課長が闇へと葬り去ろうとしていた黒い歴史を、小野田課長はその正義感から自らの代で清算しようとして、その証拠を密かに所持していたのです。しかし、その黒い歴史を世間に明るみに出してしまえば、警察組織そのものの正義が瓦解してしまうというジレンマに苛まれていたのです。
その際の小野田課長演じる香川照之さんの変幻自在な演技力には迫力を感じましたし、自らの葛藤に打ち勝って黒い歴史に立ち向かうと決意した場面では、私自身も感情移入して涙してしまいました。このドラマの影の主役は香川さん演じる小野田課長と言っても過言ではない位の圧倒的な存在感でした。