ようやく「たちばな塩業」という、ちゃんとした会社を立ち上げる時が来た。世良が1,500円を抜いたにも関わらず、茶色の塩が入っているから、そこまで売れなかったのだという結論に至っているのがあまりにも悲しいことだと感じた。
それで社員らの給料が少ないとのことで、誰でも不満は出てくると思う。特に鈴、萬平、福子に給料が発生しないのは相当な事態にあるのではないだろうかというのも感じた。これではただ働きをされるのも当然で、福子と鈴の負担を考えると、萬平は早くも事業を成功し、鈴と福子を支えていけることさえできるような人間になっていくべきだと願いたくなった。萬平ならば、いずれできることだと感じるが、今のままではあまりにも福子と鈴がかわいそうに見えた。