2015〜16年の2年間で死亡した妊産婦のうち102人と全体の3割が自殺であるというデータがとられた。その原因として、"産後うつ"の影響があるとされている。
産後うつになる原因としては35歳の高齢出産や無職、生まれてくる子どもに何らかの障害があったなど様々だ。産後うつの状態になるのを避けるため、妊産婦への精神面でのケアが重要視されるのではないか。出産前からの看護師・助産師によるカウンセリングを行うことは、最も効果的だと考える。さらに出産後も継続したケアが必要だと考えた場合には保健師による家庭訪問を行うことで、いち早く産後うつの兆候に気付くことができるのではないか。また夫や家族の協力も必須だ。妊産婦は、情緒不安定になりやすい。心の支えとなる存在が必要不可欠だ。