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感想・書評「時をかけるゆとり:朝井リョウ」ネタバレ注意・直木賞作家のハートフルな日常エッセイ(レビュー)。 #読書


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朝井リョウ「時をかけるゆとり」:直木賞作家のハートフルな日常エッセイ

2016年10月15日(土)より全国ロードショーがスタートした映画「何者」で直木賞を受賞され、一躍文学界のトップに躍り出た若き作家朝井リョウさん。
一年間に約10冊とコンスタントに活動される作家さんの日常はさぞかし壮絶なのでは…… なんて思って手に取ったエッセイ「時をかけるゆとり」。
なんとも和んだ雰囲気に思わずふっと笑ってしまいますね。
そんな入りやすいタイトルから始まり目次をめくってすぐ目に飛び込んでくるのはなんと年表です。年表。
世界情勢と平行して朝井さんの半生が年表になって実にわかりやすくまとめられています。
この年表を読むとこの本の軽快なテンションが大体わかっていただけると思いますし、要所要所で本編に収録されているエピソードを簡潔に説明した文章と目次番号がふられていますのでこの年表で興味を持ったエピソードから読んでいく、というのも有りだと思います。
さて、年表について思ったより尺をとってしまったのでさっさと肝心の本編の魅力をアピールしていきたいと思います。
ここでは目次にそった順番でお話ししていきます。
年表で心のテンションが温まったところで最初の話題はズバリ「便意」についてです。
なんと。ここでは朝井さんがいかに「お腹が弱い」かについて話が展開されます。朝井さんは著者略歴にこのことを明記するべきだと強く主張されています。
そこで本作のカバー裏にある「著者(自己)紹介」の戻ってみますと、しっかりと「お腹が弱い」と明記されています。芸がこまかいですね。
そんなこんなで「ロケットスタート」をきる本編ですが、この本は私たち読者を休ませてなどくれません。
次に繰り出される話題は「大学生になってはじめての学祭」で「ダイエットドキュメンタリーを撮る」です。
えぇっ、すごい。さすが作家さんは学生の頃からやることが違うなぁ。なんて感心していたところ、事態は思わぬ展開へ向かいます。
開催者側の楽さと来店側の満足度、どちらも得られる出し物はなにか、朝井さん属する「22組」のメンバーは悩みます。
そこで提案されるのはまさかの「足湯」。
しかも却下された理由は「大学の敷地内で温泉を掘り当てられる自信がない」から。思わず、そういう問題かよ!という突っ込みを入れたくなります。
なんだかんだで「22組」の出し物は過去に映像を撮ったことがある、という理由から「ダイエットドキュメンタリーを撮る」ことになります。なんというカオス。
さらに読者を混沌と笑いの渦に巻き込むのは「制作にあてられる日数は一日だけ」という衝撃の事実です。
先の年表には「観客動員数二名を記録」と記されています。

「時をかけるゆとり」では、ほかにも早稲田大学出身の朝井リョウさんならではの「地獄の100キロハイク」、文字通り有名作家を産んだ朝井さんのお母様についてなど、学校生活からプライベートまで幅広い話題が取り上げられています。

こんなふうななんともゆるくて笑えるまさにゆとり世代を駆け抜ける人気作家朝井リョウさんの初エッセイ。
直木賞作家の紡ぎ出す文字で編まれた笑いは極上です。
気軽に読みたい、笑いたい、学生時代独特のあのテンションをもう一度味わいたい、なんていう方にぜひともおすすめしたい一冊です。

ありがとう寄稿。

イッテQのメンバーのイモトアヤコさんとアイドルのNEWSの手越祐也さんが、鉄腕DASHのメンバーの山口達也さんと城島茂さんとで鉄腕DASHの『企画ご当地PR課』で桐の名産地の福島県三島町 桐を使い3メートルの巨大ブーメランを作りました。

鉄腕DASH×イッテQ2016年10月16日放送/テレビ感想&あらすじネタバレ注意・名産地の福島県三島町 桐を使い3メートルの巨大ブーメランを作りました。 #TV | みんなのレシピ・お料理ブログ。