あなたを選んでくれるもの ミランダ・ジュライ 岸本佐知子の翻訳だもの面白いに決まってる
岸本佐知子の翻訳だから、という理由で迷わず買った「あなたを選んでくれるもの」は買って大正解本でした。まず表紙や中の写真がオールカラーできれいです。
フィクションなのかと思っていましたが、映画監督で小説家でもあるミランダ・ジュライのインタビュー集というところがまた面白かったです。不用品売りますに品物を出している人たちにインタビューしていきながら、自身の映画の脚本、制作を進めて行くミランダの心の動きに、読んでいるこちらもハラハラさせられたり一緒に泣きたくなったり、ほっこりしたりできます。海外ドラマやハリウッドセレブたちとは全然違う、ちっともかっこ良くない現代アメリカに暮らす人たちの様子はとても興味深かったです。特に印象的だったのは足首にGPS装置をつけている元犯罪者のロンとのインタビューでした。どう考えてもなんか嘘っぽい自分語りをしつつ、子供向けの本や塗り絵を売ろうとする姿がなんとも静かで怖かったです。
ありがとう寄稿。
森山未來も劇団新感線出てるの見て初めてかっこいいと思ったので、舞台マジック、あると思う。
映画感想レビュー「ZIPANG PUNK 五右衛門ロック3」評価・三浦春馬を初めてかっこいいと思った…(ネタバレ注意)。 #MOVIE - ナカノちゃんねる