感想・書評マンガ「図書館戦争LOVE&WAR１巻・原作：有川浩/作画：弓きいろ」ネタバレ注意・（レビュー）。 #読書

図書館戦争（１）原作：有川浩　作画：弓きいろ

原作から入ったこの作品。小説の漫画化はアニメ化と同じく当たりはずれがありますが、この作品は大当たりだと思います。何よりキャラクター達が美男美女ばかりでさすが少女漫画と感心せずにはいられませんでした。1巻は時代背景、図書隊の説明など、小説では一巻の初めも初めの部分が描かれます。主人公笠原郁（かさはらいく）は学生時代に助けてくれた”王子様”に憧れ図書隊に入隊する。

男性隊員にも劣らない運動神経をもつ男勝りの主人公ですが中身はいたって純粋な乙女と、女性にも好感が持たれるキャラだと思います。彼女を指導する教官は鬼のように厳しいのですが主人公に対するさりげない言葉やしぐさに早くもドキドキがとまりませんでした。さらに、主人公を取り巻く友人やもう一人の教官など、原作ではあまり興味がなかった人物にも自然と目がいき、さらにこの作品が好きになりました。原作ファンとしてはこれからある数々のイベントがどのように描かれるのか楽しみで仕方ありません。
原作ファンの方も映画を機に読み始める方も十分に楽しめる作品となっているでしょう。