」で便利でお安く。「仙台ぐらし」 (集英社文庫) 井坂幸太郎
これは井坂幸太郎の、仙台に居を構える井坂幸太郎エッセイ＆短編小説集です。井坂幸太郎ファンの私にとって、日々彼がどのように過ごしているのかは興味のあるところで、とても面白く読みました。地元仙台の定期刊行物「仙台学」に寄稿したエッセイを中心にまとめたものですが、作家井坂幸太郎がどんなことを思い、どんな作品を書いていきたいかが分かります。
彼は何かを声高に訴えかけるタイプではないので、「こんなことを感じる、こんなことを思う」と淡々と綴っていきます。とても心配性で自意識過剰な面が描かれたところはクスリとさせられます。また一番興味深かったのは、東日本大震災の後の心の持ちようです。一作家としてどんな思いであの災害を過ごし、感じたのだろうということも淡々と綴っています。２０１１年８月の「震災のこと」というエッセイの中で彼は、「僕は、楽しい話を書きたい」という言葉で締めています。この言葉は作家としての彼の決意なのでしょう。その決意がじんわりと伝わってきました。これからの井坂幸太郎にますます期待を持ちました。
ありがとう寄稿。
趣味を持とうと思って、いろいろ始めましたが、自分に収入がないのに、趣味にお金をかけるのが申し訳ないような気持ちになってきました。
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ヴィンセントが教えてくれたことは、偏屈な老人ヴィンセントと臆病な少年がひょんな事から交流を持ち、お互いのことを理解していくという物語です。
映画感想レビュー「ヴィンセントが教えてくれたこと」評価・ハートフルな物語かと思いきや、老人が連れて行くのは酒場や競馬場…（ネタバレ注意）。 #MOVIE - 面白い漫画を教えてください。
