早乙女太一 その人が舞台に立つだけで特別なオーラを感じる
早乙女太一を初めて観たのは、世間で、流し目王子と騒がれ始めた頃、「千年の祈り」という舞台でした。少年が演じる女形の、美しさ、悲しさ、はかなさに、言葉には表せない感動を覚え、それ以来一人のファンとして今に至ります。
彼の、女形は好きではない、女性の心理なんて全く分からないという発言や、ファンに気を使う様子も全くない私生活でのあれこれ、そんなことがあっても、やはり舞台に立つ早乙女太一は特別な存在だと思います。そして私はそれでいいのだと思います。女形を踊るときの美しく冷たい身のこなしや殺陣のすばらしさ、どれだけの努力があったのでしょう。それに満足すること無く挑戦し続ける姿勢も感じられます。特に、劇団新感線の舞台に3回出演しましたが、3作目の「蒼の乱」では演技に無理もなく、殺陣もすばらしく、本当に最高の舞台だったと思います。映像で観る早乙女太一もイケメンでいいのですが、できるだけ多くの人に、舞台に立つ早乙女太一のオーラを直に感じていただきたいと思っています。