ペテロの葬列 第4話 2014年7月28日放送
これは、ある大企業の広報室に所属する杉村三郎を主人公としたミステリーである。
杉村は同僚との帰社途中にバスジャックに合い、人質にされてしまう。
人質たちは無事解放され、犯人は自殺という最後を迎えたバスジャック事件――。
人質たちの中で一番ダメージを受けてしまった編集長の園田は、未だ出社出来ずにいた。園田の過去には、今回の事件に喚起されるような何かしらの出来ごとがあるようだが…。
いくつもの謎を明らかにするために、杉村たちは調査を進める。
いい人の杉村やムードメーカーの同僚、編集長の園田に移動してきた井出。そして、何かと謎の多い間野などが所属する広報室。
なかなかの嫌な奴感が出ている井出はこれからの動向が気になるし、謎めいた間野を巡って杉村夫妻にいらぬ誤解が生まれそうな予感も…。
実は慰謝料が送られてきた事が警察にバレているのではないか、という田中の予感は当たっているのか等々、気になる点を挙げるとキリがない。
一体“悪”の感染源は誰なのか?
登場人物が全員怪しく思えてしまい落ち着かない。どんなにいい人そうに見えても実は…と言われそうで恐ろしい。
でも、ついつい見てしまうのも事実。決して派手な作品ではないが、前作の『名もなき毒』に続き癖になる作品だと思う。
それにしても、小泉孝太郎はイイ人役がよく似合うなぁ。イイ人役というより悪意がなさそうな人役と言ったほうがいいかな。でも、そんな彼の悪役というのも見て見たい気がする。
なにしろ、来週の展開が楽しみな作品だ。