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アリスの棘最終話「許されざるもの」感想・復讐の為に生きて来て、他人の命まで巻き込んでいるのにご都合主義感が…(ネタバレ注意)。


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「アリスの棘」最終話 許されざるもの

復讐系医療ドラマの「アリスの棘」が最終話を迎えました。
ある医療ミスによって殺されてしまった父の敵を打つべく、15年もの時を経て医者になる主人公。
医療ミスに関係する人間を次々と死に追いやり、黒幕は誰だと思っていたのですがやはりの結果でしたね。
正直このラスト、私は納得がいきませんでした。

15年間殺したいと思っていた人間が身近な人で、優しくて、親切で、だから許そう、なんてなりますかね。
ひたすら復讐の為に生きて来て、他人の命まで巻き込んでいるのにご都合主義感が否めませんでした。
現代ドラマの主人公は、人を殺さない、みたいな風潮によって作品がねじ曲げられてしまっている気がします。
私はどちらかというと、映画「セブン」のような後味は悪いけどスッキリするような作品の方が好きなので、みんな仲良くしましょうみたいなのはあまり良く思いませんね。
誰しもが許されざる者や事柄を抱えていて、それをドラマの主人公に託して見ている人が多いんではないでしょうか。