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NHK土曜ドラマ「55歳からのハローライフ」第1回「キャンピングカー」感想&あらすじ・主人公(リリー・フランキー)は退職後…(ネタバレ注意)。


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NHK土曜ドラマ「55歳からのハローライフ」第1回「キャンピングカー」

たまたま新聞に掲載されていた小説で目にしたのがこの村上龍原作「55歳からのハローライフ」でした。5話からなる短編小説のドラマ化ということで楽しみにしていました。先日その第1話「キャンピングカー」が放送されました。
58歳で会社を早期退職した主人公(リリー・フランキー)は退職後キャンピングカーを購入し妻と共に旅をしたいと考えていましたが、結局妻と子供に反対されます。

娘に時間があるのなら再就職でもしたらと言われ、最初は軽い気持ちで以前の取引先をまわりますが、全くうまくいきません。徐々に心身のバランスを崩していく主人公が描かれています。
家族のために働いてきて、退職後は夫婦や子供と時間を作りたいと考えていても、実際には妻や子供にはそれぞれの時間があり、世界があることを主人公は知らないという現実、再就職を探すときに「顧問という形でもいいから」「待遇は多くを望まないから」と過去の取引先に笑いながら電話するも、相手から甘く考えていると断られ、かつての同僚からは「会社にいたころのにおいが抜けない」と諭され現実の厳しさを教えられる辛さ。主人公が理想と現実との間で喪失感や疎外感にさいなまれ壊れていく様子を、リリー・フランキーの静かな演技がさらに独特の雰囲気を醸し出していて見ごたえのあるドラマだったと思います。