「ブラック・プレジデント」1話〜4話の感想
刑事ドラマやサラリーマンもの、医療ものなどばかりのドラマが増えている現在、ブラック企業の社長が大学に通うという設定はなかなか目新しく感じました。
しかし、せっかくの設定を活かしきれていないのがキャスティングだと思います。まず大学教授役の黒木メイサさん。学生たちが「ゆとり」と揶揄される本作ですが、黒木メイサさんは年齢的にドンピシャでゆとり世代。この時点ですでに違和感があります。
また、大学生役の方々。ここのキャスティングで若い視聴者の心をキャッチしなければいけないはずなのに、正直かなり無名な俳優さんばかり起用しています。明らかにバーターだと思われる方や謎の芸人さんなど、ゴールデンにしてはちょっと厳しい気がしました。
ただ、内容自体はそこそこ面白く、極論なんだけど妙に説得力のある三田村(沢村一樹)の台詞は癖になります。
ブラック企業を擁護するような展開になると世間的に叩かれる可能性が出てきますのでなかなか微妙なテーマを扱っているとは思いますが、最終的にどうなるのか、注目です。