」で便利でお安く。おむつはずしリベンジマッチ 生後１５ヶ月の失敗
夫の仕事の関係で、生後６ヶ月の長女を連れて渡米。初めての育児にてんてこまいしていたおかげで、かえって現地の生活にすんなり溶け込むことができました。日本語の通じる医師もいない土地で、不安だったのですが、さいわい子供は健康にすくすく育ってくれていました。
唯一の問題はトイレ・トレーニングでした。
日本の実母は、私と弟のオムツが早くとれたことが自慢で、当然のように孫娘のオムツも早くはずすようにと、海を越えてプレッシャーをかけてきました。
母に対して「いい子」でいたい私は、娘の発達段階など考えもせず、生後１５ヶ月でトレーニングを開始。早々とオムツをはずしてしまいました。まだ早すぎたのか、娘は失敗することが多く、私はそのことでつねにイライラ。そうするうち、娘は頻尿になってしまったのです。
ようやく「これではいけない」と気づいた私は、もう一度オムツに戻し、「いずれ自分でサインを出すはず」と、ゆったりかまえることにしました。
すると、それからほんの一ヶ月後、娘は回らぬ舌で「チー」と言うようになり、今度はすんなりとオムツにさようならできたのです。
育児では、何事もその子のペースで焦らずゆったり。そう思い知ったできごとでした。
