子どもが病気のときどうすればいいかがわかる本 鳥海佳代子
初めての子育てで、子どもが熱を出したり嘔吐したりといざ、我が子が目の前で苦しんでいる姿を見ると、いてもたってもいられない状態になります。病院が気軽に行けば良いですが、行くまでの手間や、待ち時間などを考えると、行くのも億劫になってしまうときがあります。
自分が出来ることで、何か対処法はないかと現役のお医者さんが色々と教えてくれる本です。女性のお医者さんなので、母親の気持ちも共感されたとても良い本です。中でも、風邪をひいて熱を出しながら病原体と闘う力、免疫力を成長とともに身につけていく、とのことに、風邪を引くことは悪いことばかりではないのだと思えるようになりました。また、やたらめったら薬を飲まない方が、本人の抵抗力がつくとのことで、勉強になります。大人だったら、自分の体調のことを言葉で話してくれるから、対処法が分かりますが、言葉を話せない子どもはちょっとしたことでも心配になってしまうので、このような心強い本があると助かります。