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感想・書評「湯を沸かすほどの熱い愛:中野量太」ネタバレ注意・映画化もされたようで「宮沢りえ」「オダギリジョー」で好評を博しました(レビュー)。 #読書


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湯を沸かすほどの熱い愛 中野量太

映画化もされたようで「宮沢りえ」「オダギリジョー」で好評を博しました。そもそも「死にゆく母」が残された子供に生きることの素晴らしさを身をもって教えるというストーリ性は、古今東西に数多あるのですが、この主人公の幸野双葉はありったけの熱さで遂行していくのです。なんともだらしない父親は見方を変えればこの上なく愛嬌を感じました。

女房子供をある日突然捨てて疾走する夫(父親)、健気に子供を抱え頑張る妻(母親)
舞台は風呂屋です。しかし夫が蒸発したんでは風呂屋は休業せざるを得なくなり、パートとして働きに出ます。
「モクモク、モクモク」と煙を吐き出す姿が、何だか健気に見えて、私は好きなのだ。とは1ページ目に登場する言葉です。この煙を途絶えさせた張本人の夫はといえば、愛人と疾走したのだが、その愛人から子供を押し付けられ疾走されてしまう(笑)本当に自分の子かもわからないままという、何とも間抜けな夫君である。
しかし、双方それなりに生きていたのですが、妻が病魔に見舞われ余命宣告を受けてからの急展開が「あれよあれよ」です。母という生き物はなんとたくましい生き物だったのかと思わずにはいられない。
命の灯が消える時、一番好きな「モクモク」と共にお空へと召されるのだが、後味がすっきりと気持ちよい思いが残る作品です。
映画は見てないんですが、宮沢りえの好演とオダギリジョーの茫洋な魅力が遺憾なく出ているのではないでしょうか。