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感想・書評「スタイリッシュざまぁ・著者:Aska」ネタバレ注意・小説投稿サイト『小説家になろう』で発表された作品で、第4回「ネット小説大賞」受賞作(レビュー)。 #読書


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『スタイリッシュざまぁ』 著者:Aska

小説投稿サイト『小説家になろう』で発表された作品で、第4回「ネット小説大賞」受賞作です。
主人公ルルリアは、エンバース子爵家の次女ですが、その境遇は悲惨でした。美男美女で名高い両親に似ず、地味な容姿を持って生まれた、ただそれだけの理由で両親から冷遇され、使用人たちからも蔑ろにされてきたのです。1つ違いの姉が両親のいいとこ取りの美貌だったことが、それに拍車をかけました。そして妹とは逆に溺愛され、大事に育てられた姉のカレリアは、妹のルルリアをいじめ、悪評をばらまいて貶めたのです。
ルルリアは容姿こそ平凡ですが、非常に優秀な頭脳を持って生まれていました。それにいち早く気づいたカレリアは、自分よりも妹が優位に立つことを恐れたのです。ついにはカレリアのわがままによって傾いた財政を立て直すため、政略結婚の名目でルルリアを家から追い出したのでした。
……と、ここまで書くと、ルルリアはおとぎ話に出てくる逆境に耐える健気で優しいヒロインのように思うでしょうが、それは大きな間違いです。あまりにも聡明だったルルリアは、6歳の時点で家族に見切りをつけていました。そして、こう考えたのです。「私から幸福を奪うあいつらから全てを奪い返して幸福になる。そして、全てを失い、絶望したあいつらを上から目線で嗤ってやるのよ!」と。容姿だけで冷遇した愚かな両親を、世界は自分を中心に回っていると本気で思い込んでいる馬鹿な姉を、最終的に陥れて自分が真の勝利者となるための復讐劇。カッコよく、凄絶な「ざまぁ」を決めてやる!と誓った6歳の少女は、表向きは家族に冷遇され続ける可哀想な少女を演じつつ、裏では理想の未来のために策謀を駆使していくのでした。こうして、思考や環境は後ろ向きなのに、本人の性格と「ざまぁ」に向けての姿勢はものすごく前向きという奇妙な復讐劇が始まります。
この作品の最大の魅力は、登場人物たちが皆非常に濃い個性の持ち主だということです。まずは6歳にして家族への復讐心に目覚めた恐るべき主人公・ルルリア。作中で「魔王」と呼ばれるようになるほどの強烈な性格と、容赦無さ過ぎるドSっぷりは、かえって清々しささえ覚えます。そして、彼女の協力者兼親友となるユーリことユーリシア・セレスフォード公爵令嬢。表向きは美しく賢く淑やかな、完全無欠の貴族令嬢ですが、本性は国の天辺を目指し、敵は完全に駆逐する覇王という、ルルリアに負けず劣らずの強烈な性格の持ち主です。そして、ユーリシアに仕える従者で、ルルリアとも付き合いが長い青年シーヴァは、本来は情報戦に長け、目的のためなら躊躇なく手を汚す冷酷な一面もある男なのですが……覇王な主人ユーリシアと魔王なルルリアのせいで、胃薬が手放せない苦労人と化してしまいます。話が進むごとに胃薬の消費量が増えていく様は哀れですが、もはやギャグの領域です。しかし、彼女たちをも上回る、恐ろしい個性の持ち主がこの作品には存在します。それは最後まで読んでみれば分かります。
このように、一言では言い表せない強烈な個性を持つキャラクターたちが織り成す超ポジティブ復讐劇『スタイリッシュざまぁ』の世界は、それゆえに好き嫌いが分かれるかもしれませんが、ハマれば面白いこと間違いなしの痛快な物語です。「小説家になろう」には、単行本未収録の話が公開されていますので、そちらも読むとさらに楽しめます。

ありがとう寄稿。

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