不機嫌な果実の最終回の元サヤに戻らない石田ゆり子が魅力的
不機嫌になる主婦を石田ゆり子が果実のように実りある演技で魅力した不機嫌な果実。ご主人が居ながらも、次々と男性と関係を重ねていく石田ゆり子は、清純派から大人の女への脱皮を遂げたドラマだと思います。岡本健一との関係が徐々に深まるなかで、二人の結末がどうなるかが楽しみでした。
ご主人と別れ、岡本健一の家に転がり込み、思い描いた恋愛が出来ると思っていたが、束縛という二人を引き裂くキーワードに敏感になりながら、喧嘩し二人の距離が遠くなり、こんなはずではなかったと後悔する主人公の気持ちにとても共感できました。本音で二人がぶつかり、上部だけで作り上げた二人の恋愛ごっこが、本当の愛に変わる最終回。待ち合わせした大きな大きなもみの木の下で、二人のハッピーエンドを迎えたシーンは私も思わず笑顔になってしまいました。最初から二人の気持ちの奥底の部分を見せあっていたら、真の愛がもっとはやく築けたのではないかと思いました。最終回も見ていてハラハラ楽しませてもらったドラマでした。
ありがとう寄稿。
現在ヴィクトリアン・ローズ・テーラーシリーズは29巻まで発売されていて、本書は記念すべき第1巻となっています。
感想・書評「ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 1 恋のドレスとつぼみの淑女:青木祐子」ネタバレ注意・ギリスを舞台に、仕立て屋で働く二人の少女と彼女を取り巻く社交界に属する貴族たちを中心としたロマンス物語(レビュー)。 #読書 - みんなの芸能ブログ。