感想・書評「統合失調症がやってきた:ハウス加賀谷・松本キック」ネタバレ注意・周りの偏見に苦しんだ時期・・それを乗り越える事が出来たのは「漫才」（レビュー）。 #読書

「統合失調症がやってきた」　ハウス加賀谷　松本キック　　まさかハウス加賀谷さんが・・

この本を手にとったのは、統合失調症について知りたかったからです。
ある日突然、統合失調症になってしまったハウス加賀谷さんの目線からと相方である松本キックさん目線で書かれています。
難しい内容は一切なく、すらすらと読み進める事ができました。

どういった経緯で統合失調症になってしまったのか、その時にハウス加賀谷さんはどうしたのか？
周りの偏見に苦しんだ時期・・それを乗り越える事が出来たのは「漫才とゆうものがあったから。」などとても詳しく書いてありました。
悲しい内容ばかりなのかと思いきや、笑いあり涙ありの内容でした。
そして相方の松本キックさんの対応の仕方や本心などが赤裸々に書かれていました。
一度はテレビの世界から姿を消してしまったハウス加賀谷さんが再び舞台に芸人として復活するまでのエピソードに涙しました。
統合失調症についてはまだまだ世間にきちんとしられていない精神疾患ですが、この本を読んでからは統合失調症に関する見方（偏見など）が変わりました。
是非一度は手にとっていただきたい本です。