家族のカタチ 結婚不適合者が主人公なのに家族を感じる
これまでの簡単なあらすじ、内容紹介(気になる伏線・見どころなど)。
念願のマンションを購入し自分だけの城を手に入れた大介。しかし大介の上の階には職場にクレームを頻繁に投稿してくる葉菜子が住んでいた。
引っ越した翌日、城で過ごすのを楽しみに帰るとなぜか自分の部屋でボヤ騒ぎが。
部屋にいたのはベランダで燻製を作っていたという陽三(父)と連れ子の姿が。
独身生活を謳歌するはずが、陽三と弟となった少年、そして葉菜子を絡めての生活が始まる。
登場人物は最後にどうなる?
大介と葉菜子、互いの親と弟と5人2部屋の生活が続いていくという流れで終わりそう。
今の状況から大介と葉菜子がくっつくような展開は想像がつきません。
くっついたら『結局それがしたかっただけか』とちょっとガッカリかも。
ラストシーンはどうなる?(ハッピーエンドか?バッドエンドか?)。
いろいろな家族のカタチがあって良い世の中になったとは思うので、ハッピーエンドにはなるかと思います。まあこれを『家族のカタチだ』と言ってしまうと何でもありかよってなっちゃいますけど。
ただ、2つの家庭でお母さんのように暖かい存在やお父さんのような明るい盛り上げ役を補い合うのは素敵な事だとは思います。
続編があるなら?
連れ子の将来は気になります。
『家族』といえど、特殊な環境で育った子の将来はやはり心配なので。
思春期に過剰なストレスを受けた彼が学校を卒業後は何を考え、何を目指し、どうなっていくのかが観てみたいです。
出来ればそれは本人目線では無く、今回のストーリー同様に大介もしくは葉菜子目線で描いてもらえたらと思います。
ありがとう寄稿。
もともと宮本輝さんの作品は、読んでいるときの空気感や品のある感じがあって好きでした。
感想・書評「朝の歓び 上下巻 宮本輝著」ネタバレ注意・45歳の妻を亡くした男と、10歳年下の独身女性の話です(レビュー)。 #読書 - ナカノちゃんねる