ドラマ『HERO 』最終回 9月22日放送分
ドラマ『HERO』の最終回です。
今回は、真実を求める事が、検察の過去の冤罪を暴く事につながり、検察側、マスコミ側からも大きなバッシングを受けながら真実を追求していくという内容です。
冤罪と考えられる事件の担当をしていた検事はすでに仕事を辞め、田舎でひっそりと暮らしていましたが、真実を求める者たちが続々とその人のところに訪れ、その人の、人としての部分に訴えかける場面が何度も映し出されていました。
結果、その検事の心は彼らによって動かされ、自分では自信をもって出した結論ではあったが、後にそれが間違いであったかもしれないという疑惑が生じ、結局その疑惑が拭い去れず、検事を辞めたと法廷で証言をし、真実が公になるという話です。
この話は、法律という無機的な物と、人の心という有機的な物が対照的に表現され、検察という法律によって統制された組織の中で、あくまで人の心の大事さに重きを置き、真実を求めていくという対照的な表現が面白いのだと思います。
ただ、一貫されてきたテーマに沿った最終回だとは感じましたが、最終回ならではの盛り上がりには少し欠ける気がして、非常に楽しみにしていたのに少し残念な気持ちでした。