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コオロギのお知らせーカタサセ・スソサセ・サムサガクルゾ・2014年秋が来る。 #Autumn


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コオロギのお知らせーカタサセ・スソサセ・サムサガクルゾ

今週のお題「秋の気配」

深夜、カフェオレ用にカップに注いだ牛乳を、ふと「温めてみようか」と思う。熱々でなくていい。少しぬるめの設定にして電子レンジのスタート・ボタンを押す。「チン!」という音とともに取り出したカップの温もりが手のひらに心地いい。どこかでコオロギが「カタサセ・スソサセ・サムサガクルゾ」と鳴いている。このまま一直線に寒くなるんだろうか? 今日の昼間に鳴いていたセミたちは、明日はもう鳴かないんだろうか?

こんな夜が毎年、必ずやってくる。標高の高いところに住んでいるから、カレンダーの中で、まだ百日紅(サルスベリ)が満開のうちに、唐突に秋の気配が冷気となって現れる。「夏も終わりかぁ」と月並みなことを思いながら、カフェオレのカップを洗う。

ふと気がつくと、水仕事を終えた手が少しカサついている。これは、水が変わってきている証拠だ。季節の変わり目に、いつも手がカサつく。そして、自分もまた自然の経過の中にいることを思い出す。思い出すけれども、次の季節に移るまで忘れている。こんなことを、もう何年も繰り返してきた。

虫たちよりも長い寿命を持つ私にとって、今年やってくる秋は一生に一度の秋ではない。「これはいいことなの? 悪いことなの?」「蓄積された思い出に、潰されなければいいんじゃない?」。うん、答えは出ている。