指しゃぶりや発語などの成長を感じられた頃
生後3か月ごろといえば、指しゃぶりが上手になってきたころ。指しゃぶりひとつとっても成長が感じられてうれしかったのを覚えている。こぶしをそのままなめていたり、指をつっこみすぎて「おえっ」となっていたりしたけれど、次第に自分の手を口にもっていって、親指を吸うことができるようになった。「偶然」ではなく「自分の意思」でこれができるようになったのだと思うと、感慨深いものがあった。
指しゃぶり以外にも、おしゃべりがさかんになってきてうれしかった。もちろんしゃべることはできないけれど、「こちらの目を見て何かを訴えるように声を出す」ということが多くなってきた。おしゃべりというより発語というのかな。子どもの伝えたいことはわからないけれど「そうだねえ~」と返していた。子どもにとっては、発語によって相手が何か返してくれるというコミュニケーションの基礎のようなものを学んだのかなと思う。当時は、何も考えずにただ子どもがしゃべってくれるのがうれしくて返事をしていただけだけれど。