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バブル崩壊後、中小のイベント会社や広告代理店は倒産または解散に/就職難の愚痴をブログで発散!


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就職難 私はこうして日本からはじかれた。

私は若い頃からバンドマン、イベント業、カメラマンと主に感性が評価される仕事をしてきました。そしてその私の感性はどこに行っても評価され仕事が途切れるという事はありませんでした。しかしバブル崩壊後、中小のイベント会社や広告代理店は倒産または解散に追い込まれます。当時の私もその業界の逆風をまともにくらい、ほぼ失業状態。なぜだ、だれが悪い!とさけんでみてもどうなるわけでもなく。そして平成9年頃残った持金をつぎ込んで手を出したのがPHS、簡易型携帯電話システムです。幸い?にも大手通信会社の代理店の権利を取得した私は一時期有頂天になりました。

電話機本体無料で新規に契約をとると、1件に付20000円以上の報酬が支払われるのです。夢のような話でした。契約件数も月に100件、200件と増えていきます。調子に乗った私は次々にPHSショップをオープンさせ事業を拡大、まさに超のつく右肩上がりでした。(取引先も通信大手だしこりゃあまちがいないな)。自分を勝ち組だと信じたのです。しかし、それからわずか2年後のある日新聞の1面にこんな見出しがおどったのでした。「PHS敗れたり」「大手通信会社次々撤退の見込み」。私もそれまでPHSシステムに対してじゃっかんの不安がなかったわけではありません。

移動中話が切れる、部屋の中では使えないなどの弱点です。しかし日本の通信会社がこぞって参入したサービスがそんなに簡単に停止するはずがないと思っていました。ちょうどその頃付き合いがあった銀行の幹部が私を気の毒そうに応接室にまねいてこう話した事を憶えています。「これはひょっとして、できレースだったんじゃないですか、もしそうだったとするとすごい政治家がいるもんですなあ」と。彼はそのあとこう付け加えました。つまりPHSは政府の景気浮揚策であったと。安価にPHSというシステムを国民の多くに体験させ、移動電話の便利さを知ってもらう。しかしPHSはどうしても使いづらい、やはり普通の携帯電話が欲しいと思わせて携帯電話料金の大幅値下げ。PHSから携帯電話への乗り換えを促進させたのだと。

またしても私は時代の流れに翻弄されました。この時私はすでに中年になっていました。職安に何度も通いましたがあまり相手にしてくれませんでした。現在私は妻の実家であるフィリピンの地方都市に住んでいます。二度と日本になんか帰ってやるもんか!ってね。