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白い巨塔第二部(再放送)感想&あらすじ・時代背景が今とは違うとは言え、現在の医療現場にも通じ…(ネタバレ注意)。


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白い巨塔第二部(再放送)  唐沢寿明 江口洋介

山崎豊子氏の名作の一つ、白い巨塔。リアルタイムの放送も見ていたので、再放送で昼間にこれだけの長編、気持ちが辛気臭くなりそうだし見ないなぁと思っていたのに…一話見てしまうと続きが気になり、結局最後まで見てしまいました。

時代背景が今とは違うとは言え、現在の医療現場にも通じ、見ている人が共感して深く考えてしまえる物語のテーマ設定、そしてそれを素晴らしく彩る選び抜かれた役者の方々に、ときに一緒に涙するほどでした。

人の命を預かる医療現場で、患者、患者の家族、医者、看護師、その他関わるすべての人に、それぞれの立場と意見がある。その上で、何が正しくて、何が悪で、何が間違っているというのは一概に決められるはずもなく、そして自分がいつどの立場になるかもわからない…。ドキュメンタリーとして見ても難しいテーマであるのに、物語として見事にまとめあげられており、さすが山崎先生だと思いました。

良くも悪くも江口洋介が医師を演じると、「江口洋介の医師」であり、それはそれで相変わらず素晴らしかったのですが、何よりヒールを演じる唐沢寿明が良かったです。
普段のお茶目な彼は完全に消え失せ、ときに本当に何て悪い奴なんだと憎たらしくなるほど、また最期のときには、いや、彼は彼で素晴らしい医者だったのだと涙させてくれるほど、話数が進むごとに顔もこけていく財前教授の演技に、どっぷり浸かってしまった昼下がりでした。

名作は、いつ、何度見ても名作です。