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読書感想

感想・書評「光源氏とティータイム:岩坪健」ネタバレ注意・出産のたびに物の怪が出てきたりといった展開は現代人には理解できない(レビュー)。 #読書

『光源氏とティータイム』(岩坪健):『源氏物語』の背景が分かる! 『光源氏とティータイム』という奇抜なタイトルに目を引かれて手に取った1冊ですが、これが大当たり。日本を代表する古典と言われながらも、その難解さからなかなか手が出ない『源氏物語』。…

感想・書評「翻訳できない世界のことば:エラ・フランシス・サンダース著」ネタバレ注意・日本語ならば「木漏れ日」や「ボケッと」「わびさび」「積ん読」という単語が紹(レビュー)。 #読書

『翻訳できない世界のことば』エラ・フランシス・サンダース著 これまでいろんな国に住んだ経験のある著者が、世界中からその国固有の翻訳できない言葉を集めた本です。 たとえば日本語ならば「木漏れ日」や「ボケッと」「わびさび」「積ん読」という単語が…

感想・書評「Nのために(湊かなえ)」ネタバレ注意・殺人事件に絡むのは、名前の頭文字が全員「N」で始まる男女四人(レビュー)。 #読書

Nのために(湊かなえ) 一体誰が犯人なのか、Nとは誰なのか、一気に読みたくなる本 文庫本で318ページほどではありますが、本当に一気に読んでしまいました。とある夫婦が殺されている、そのシーンから話は始まります。その殺人事件に絡むのは、名前の頭…

感想・書評「母になるのがおそろしい:ヤマダカナン」ネタバレ注意・自由奔放で男性依存症の母親の元で育った作者が、結婚し自身が妊娠した際のエピソード(レビュー)。 #読書

母になるのがおそろしい:ヤマダカナン作を妊婦になって読んでみた ヤマダカナン作のコミックエッセイ、母になるのがおそろしいという本を書店で見つけ、実際に購入し読んでみました。

感想・書評「有川浩:ストーリー・セラー」ネタバレ注意・本編はA編とB編の二部構成になっており、どちらのお話も(レビュー)。 #読書

有川浩『ストーリー・セラー』大切な人が隣にいるということ。 有川浩さんの作品は多数読みましたが、こちらは特にお気に入りの一冊です。本編はA編とB編の二部構成になっており、どちらのお話も、作家の妻と彼女を支える夫、という夫婦の物語です。小説を書…

感想・書評「バカとブスこそ金稼げ!泉忠司」ネタバレ注意・真っピンクの表紙、だから目を引いたのか。タイトルに衝撃を受けたのか(レビュー)。 #読書

バカとブスこそ金稼げ! 泉 忠司 なぜか目に止まって買ってしまった・・・ 真っピンクの表紙、だから目を引いたのか。タイトルに衝撃を受けたのか。 どちらなのかは分からない。でも、なぜか買ってしまったのがこの本だ。 発刊されたのは1年ほど前。本屋の棚…

感想・書評「本日は、お日柄もよく:原田マハ著」ネタバレ注意・スピーチライターという職業を通した物語(レビュー)。 #読書

本日は、お日柄もよく 原田マハ著 スピーチライターという職業を通した物語です。冒頭の結婚式での一人のスピーチライターとの出会いから、主人公には、それまで不運ともとれる人生、何の面白味のない人生が劇的に変わっていきます。

感想・書評「グアテマラ伝説集:アストゥリアス」ネタバレ注意・解説を読んでから本文を読むべし(レビュー)。 #読書

『グアテマラ伝説集』(アストゥリアス):解説を読んでから本文を読むべし ノーベル賞作家のガブリエル・ガルシア=マルケスが得意としたマジックリアリズム。しかし、マジックリアリズムの開祖はガブリエル・ガルシア=マルケスではなく、ミゲル・アンヘル・…

感想・書評「ジョージ・オーウェル:一九八四年」ネタバレ注意・メディアが検閲されるようになった近未来で、過去の情報を改竄し続ける男性を主人公にしたディストピア小説(レビュー)。 #読書

ジョージ・オーウェル『一九八四年』は検閲が怖い 『一九八四年』はあらゆるメディアが検閲されるようになった近未来で、過去の情報を改竄し続ける男性を主人公にしたディストピア小説です。

感想・書評「20歳若く見える私が実践している100の習慣:南雲吉則」ネタバレ注意・まず自分に合うと感じる習慣から始めてほしいと語っており(レビュー)。 #読書

『20歳若く見える私が実践している100の習慣』(南雲吉則):身体本来の力を取り戻そう 一時期テレビで話題となった60歳近いのに40代に見える医師・南雲吉則さん。彼の若々しい姿に驚いた人はたくさんいたことでしょう。そんな南雲医師が自らが実践する習慣を語…

感想・書評「沖縄戦 二十四歳の大隊長: 陸軍大尉 伊東孝一の戦い:笹幸恵著」ネタバレ注意・圧倒的な不利な状況、絶望的な環境の中ででも我を忘れず、一番最適な方法は何かを考え職務を全うする精神(レビュー)。 #読書

沖縄戦 二十四歳の大隊長: 陸軍大尉 伊東孝一の戦い 笹 幸恵 著 太平洋戦争の沖縄戦で戦った伊東孝一さんの壮絶な戦争体験を書いた本になります。テレビ番組などの情報で戦争の体験や映像を見たりしますが、伊東さんのことを聞いたのは初めてでした。この本…

感想・書評「陰陽師 シリーズ 玉兎ノ巻:夢枕獏」ネタバレ注意・晴明の屋敷のいつもの簾の子の上で避けを飲んでいるところから話が展開(レビュー)。 #読書

陰陽師 シリーズ 玉兎ノ巻 夢枕 獏の本 久しぶりに出した獏さんの御存じ陰陽師です。陰陽師である阿部の清明と友人の博雅の二人が、晴明の屋敷のいつもの簾の子の上で避けを飲んでいるところから話が展開していきます。こんな調子で始る話が9話有ります。そ…

感想・書評「それから:夏目漱石」ネタバレ注意・高等遊民に憧れた…代助という帝国大学卒業後にただのんびりと暮らし、都合よく親のすねを齧りつつ、適度に世渡り(レビュー)。 #読書

夏目漱石の「それから」を読んで、昔の高等遊民に憧れた。 堕落して適当に生きている人物が主人公の小説は、本屋にも図書館にも思ったより多くは存在しない。私は今年ずっと人生の迷子になった気分で生きていて、他の堕落した人はどういう暮らしをしていたの…

2009年に本屋大賞を受賞した作品・作品は6つの章にわけられており、各章では語り手が違います…感想・書評「告白:湊かなえ」ネタバレ注意・(レビュー)。 #読書

「告白」湊かなえ 続きが気になって仕方がない本 今回は湊かなえさんの「告白」について。この本は2009年に本屋大賞を受賞した作品です。私がこの本に出合ったの近所の本屋でたまたま湊かなえフェアをしていたからです。 本を読み終えて、映画化されているこ…

感想・書評「漂流の島-江戸時代の鳥島漂流民たちを追う:高橋大輔」ネタバレ注意・ジョン万次郎、覚えてますか?(レビュー)。 #読書

漂流の島-江戸時代の鳥島漂流民たちを追う:高橋大輔 ジョン万次郎、覚えてますか?彼が漂流した島には他にも漂流者がいたんです。しかも、同じ江戸時代のお話。その知られざる漂流者のストーリーを歴史、地形、著者による現代の鳥島での取材ルポ、多様面から…

感想・書評「何もかも憂鬱な夜に:中村文則」ネタバレ注意・施設で育った刑務官が主人公だ。決して明るい本ではない(レビュー)。 #読書

何もかも憂鬱な夜に 中村文則 あの夜をこえたい。 人間一度は「どうして生きているんだろう。」と考えたことがあると思う。私は一度ではなく何度も何度も何度も考えてきた。そして20年弱にして「これかな」と思える答えが導き出せたように思う。その導き出し…

感想・書評「スパイダーマン:ステイシーの悲劇・スタン・リー他」ネタバレ注意・宿敵・ドクターオクトパスは刑務所を脱走、飛行機をハイジャック(レビュー)。 #読書

スパイダーマン:ステイシーの悲劇 スタン・リー他 全米が泣いた悲劇の物語 日本でもお馴染みのアメコミヒーロー、スパイダーマンの傑作選。スパイダーマンことピーター・パーカーは、普段は学生だが悪党退治の際はスパイダーマンとして活動する二重生活を送…

感想・書評「小説91Days 上巻 Story Works」ネタバレ注意・幼い頃マフィアに家族を殺された男が復讐をする為の91日間の物語(レビュー)。 #読書

小説 91Days 上巻 Story Works あの2016年夏アニメ、91Daysのノベライズが出ました。アニメを見た時からハマっていた私は、もちろんノベライズも購入。満足のいく内容でした。 91Daysは、幼い頃マフィアに家族を殺された男が復讐をする為の91日間の物語です。

感想・書評「江戸の恋の万華鏡:竹野静雄・『好色五人女』鑑賞の入門書」ネタバレ注意・井原西鶴の代表作の1つであり、江戸時代から長い間読者を獲得(レビュー)。 #読書

『江戸の恋の万華鏡』(竹野静雄):『好色五人女』鑑賞の入門書 五人の女性の命がけの恋愛を描いた江戸時代の古典『好色五人女』。井原西鶴の代表作の1つであり、江戸時代から長い間読者を獲得し、歌舞伎などで舞台化されたほど人気を博す作品です。

感想・書評「海外マラソンRUNRUN旅:たかぎなおこ著」ネタバレ注意・フランス、グアム、台北、バンクーバーなどで走った模様が鮮やかな漫画(レビュー)。 #読書

「海外マラソンRUNRUN旅」 (たかぎなおこ著) 旅行とマラソンの融合!自分も走りたくなりました! 今さらですが、2014年に発売された、たかぎなおこさんのコミックエッセイを購入。 マラソン関係の続きもので、この本は海外でのマラソン大会に出場した体験…

感想・書評「デッドプールの兵法入門 ピーター・デイビッド デッドプールの作家計画」ネタバレ注意・孫子直筆の兵法書を手に入れる。これを使って儲けるために自ら翻訳(レビュー)。 #読書

デッドプールの兵法入門 ピーター・デイビッド デッドプールの作家計画 今年ハリウッド映画化された「デッドプール」の読み切り邦訳。殺しの依頼を遂行していたデッドプールは、孫子直筆の兵法書を手に入れる。これを使って儲けるために自ら翻訳した兵法書を…

感想・書評「デッドプール デッド・ヘッド・リデンプション ジェイソン・アーロン他」ネタバレ注意・死んでたり、憧れのヒーローの宿敵と卓球対決したり、某社の依頼でカナダマンになろうとしたり(レビュー)。 #読書

デッドプール デッド・ヘッド・リデンプション ジェイソン・アーロン他 お喋り傭兵、珠玉の短編集 今年に入ってハリウッドデビューしたアメコミヒーロー、デッドプールの短編集…というよりはショートショート集に近い。冒頭でいきなりデッドプールが死んでた…

感想・書評「星野源:働く男」ネタバレ注意・マガジンハウスから出た単行本に大幅に加筆・修正をして文庫版として再出版(レビュー)。 #読書

星野源 働く男(文春文庫):わたしにとっては参考書。今注目の俳優による自身の仕事の解説書。 音楽、ドラマ、コント、文筆、あらゆるメディアで見ない日はない星野源。大ファンというわけではありませんが、雑誌を読んだときに載っていたコラムの文章が面…

感想・書評「六麓荘(ろくろくそう)の殺人:吉村達也」ネタバレ注意・精神分析医(サイコセラピスト)氷室想介が、田園調布のお屋敷と、芦屋の(レビュー)。 #読書

「六麓荘(ろくろくそう)の殺人」 吉村達也・著 精神分析医(サイコセラピスト)氷室想介が、田園調布のお屋敷と、芦屋の六麓荘とで同時に起きた殺人事件に挑みます。 殺されたのは双子の姉妹です。同じような状況を設定された殺人ですが、田園調布では衣服…

感想・書評「ふっくらかわいいディズニーの立体刺しゅう アトリエFil著」ネタバレ注意・ンデレラを始めとするプリンセスや、プーさん、チップとデールなどとても沢山のキャラクターたち(レビュー)。 #読書

ふっくらかわいいディズニーの立体刺しゅう アトリエFil著 刺繍の本です。表紙にあるミッキーとミニーが可愛くて思わず手に取りました。シンデレラを始めとするプリンセスや、プーさん、チップとデールなどとても沢山のキャラクターたちの刺繍のやり方が載っ…

感想・書評「ラテンアメリカ文学入門:寺尾隆吉」ネタバレ注意・文学的なスポットごとに注目すべき作家と作品の魅力を紹介(レビュー)。 #読書

『ラテンアメリカ文学入門』(寺尾隆吉):ラテンアメリカ文学を読む格好のガイドブック 世界中の文学ファンに衝撃を与えて大きなブームを生み出したラテンアメリカ文学。ガルシア・マルケス、フリオ・コルタサル、カルペンティエールなどのラテンアメリカ作…

感想・書評「暗幕のゲルニカ:原田マハ」ネタバレ注意・小説自体の作りは、過去と現代の世界が交互に章で入れ替わる作り(レビュー)。 #読書

暗幕のゲルニカ 原田マハ(はらだまは) 『元キュレーターという経歴を持つ原田マハさんの美術関連の小説が好きで、今年この本が新刊で出た時に是非読まなくてはと思った1冊でした。今回の作品はタイトルからピカソのゲルニカがキーになるというのはわかっ…

感想・書評「茨姫はたたかう:近藤史恵」ネタバレ注意・心と体を癒す整体師が主人公。そこへ通う「編集者」が狂言回しで、もう一人の主人公(レビュー)。 #読書

「茨姫はたたかう」 近藤史恵・著 優しいサイコ・ミステリー 心と体を癒す整体師が主人公。そこへ通う「編集者」が狂言回しで、もう一人の主人公です。 この著者の作品は、病める・悩める女性がメインの作品が多いです。読んでいて、そうそう~私もよ~と、…

感想・書評「スタイリッシュざまぁ・著者:Aska」ネタバレ注意・小説投稿サイト『小説家になろう』で発表された作品で、第4回「ネット小説大賞」受賞作(レビュー)。 #読書

『スタイリッシュざまぁ』 著者:Aska 小説投稿サイト『小説家になろう』で発表された作品で、第4回「ネット小説大賞」受賞作です。 主人公ルルリアは、エンバース子爵家の次女ですが、その境遇は悲惨でした。美男美女で名高い両親に似ず、地味な容姿を持っ…

感想・書評「凍(とう)沢木耕太郎」ネタバレ注意・沢木が描くヒマラヤ・ギャチュンカンへの挑戦。その臨場感に圧倒されました(レビュー)。 #読書

沢木耕太郎「凍(とう)」~沢木が描くヒマラヤ・ギャチュンカンへの挑戦。その臨場感に圧倒されました!~ アルパイン・スタイル(最軽量の整備(時に酸素ボンベやロープも持たない)で一気に高所に登る)で世界屈指のクライマー・山野井泰史が妻・妙子と挑…