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小説感想

感想・書評「砂の女:安倍公房」ネタバレ注意・作品にたびたび登場するシチュエーションに何か人間にとって大切なものを失うというものが(レビュー)。 #読書

「砂の女」 安倍公房 安倍文学の最高傑作です 安倍公房の作品にたびたび登場するシチュエーションに何か人間にとって大切なものを失うというものがあります。

感想・書評「重力ピエロ:伊坂幸太郎」ネタバレ注意・最強の親子の物語です。仲の良い兄弟とその父。今は亡き母(レビュー)。 #読書

重力ピエロ 伊坂幸太郎 最強の家族の愛のつまった作品 伊坂幸太郎の作品が大好きで、この本を読むのは2回目になります。作中にある、様々な本の引用や、登場人物の言葉がきれいでとても気に入っています。

感想・書評「国銅 新潮社 帚木 蓬生著 上・下巻」ネタバレ注意・奈良時代、主人公の山口県長登銅山(奈良登り)の人足をはじめ(レビュー)。 #読書

国堂 新潮社 帚木 蓬生著 上・下巻 奈良時代、主人公の山口県長登銅山(奈良登り)の人足をはじめ、東国からも西国からも日本中あちこちから、奈良県の東大寺に廬舎那仏を建立するために課役で招集されるという小説です。

感想・書評「リバース:湊かなえ」ネタバレ注意・コーヒーを飲むことだけが趣味という、ちょっと地味めの主人公の男性が(レビュー)。 #読書

「リバース」湊かなえ 秋の夜長におすすめです♪ 「秋は読書に浸りたい」という時におすすめの、ハマるミステリー小説です。 湊かなえさんの本は、ちょっと怖さがありながらも続きを読まずにはいられないものが多くて好きですが、この作品もそうでした。

感想・書評「審判の日:ジャック・ヒギンズ」ネタバレ注意・主人公はアメリカ大統領の特別補佐官の男性(レビュー)。 #読書

審判の日 ジャック・ヒギンズ 主人公はアメリカ大統領の特別補佐官の男性。だと思っていたら、実は後から出てくる別の男性が主人公でした。米大統領の補佐官の元妻がマフィアに殺害され、その復讐をする、という物語です。

感想・書評「去就:隠蔽捜査6巻:今野敏」ネタバレ注意・竜崎署長の娘と、先輩警察官の息子である、その彼との関係を修復するため(レビュー)。 #読書

隠蔽捜査6巻 去就 今野 敏 を読んで 僕の好きな作家のひとりである「今野 敏」の名作シリーズ「隠蔽捜査6 去就」が出ていたので、早速読んでみました。このシリーズは今野さんのシリーズの中でも面白い警察もで定評がある本です。主人公の竜崎はキャリアの…

銀行から金塊を盗み出す犯罪者たちの物語…感想・書評「黄金を抱いて翔べ:高村薫」ネタバレ注意・作品の舞台が大阪、大阪出身の私は「あ、この道路通ったことある!」と(レビュー)。 #読書

高村薫『黄金を抱いて翔べ』はローカル犯罪小説です 高村薫の『黄金を抱いて翔べ』は友人におすすめされて読んだ本です。銀行から金塊を盗み出す犯罪者たちの物語。 作品の舞台が大阪なので、大阪出身の私は「あ、この道路通ったことある!」とローカルな楽…

感想・書評「アミ小さな宇宙人:著者エンリケ・バリオス・翻訳:石原彰二」ネタバレ注意・物語は、主人公ペドロのおとぎ話であるという位置づけがなされている(レビュー)。 #読書

アミ小さな宇宙人(徳間書店)著者エンリケ・バリオス 翻訳石原彰二 この物語は、主人公ペドロのおとぎ話であるという位置づけがなされているが、実際想像だけではこれだけの本を書くことは難しいと思われるので、私はこれは全て事実であると思いました。主…

感想・書評「新選組血風録:司馬遼太郎著」ネタバレ注意・監察型の山崎烝さんがたくさん出てきたのは嬉しかったですね(レビュー)。 #読書

「新選組血風録」司馬遼太郎著、司馬遼太郎の新選組が大好きだ 「新選組血風録」は、短編集で闇討ち暗殺話がてんこもりとなっておりますが、個人的に監察型の山崎烝さんがたくさん出てきたのは嬉しかったですね。彼も好きな隊士の一人です。色々な話が入って…

ラブストーリーかなと思う人も多いだろうが、良い意味で裏切られる素敵なお話が詰まった短編集…感想・書評「きみはポラリス:三浦しをん」ネタバレ注意(レビュー)。 #読書

きみはポラリス(著 三浦しをん)いつか私も「ポラリス」になりたい タイトルからして可愛いらしいラブストーリーかなと思う人も多いだろうが、良い意味で裏切られる素敵なお話が詰まった短編集。そういう私も、新潮文庫の表紙とタイトルで青春系の爽やかな…

感想・書評「サクラ咲く・著:辻村深月」ネタバレ注意・女性心理のえぐさや説得力にいつも心を揺さぶられていました(レビュー)。 #読書

「サクラ咲く」 著:辻村深月 甘酸っぱい青春 辻村深月さんの本は昔から好きでよく読んでいました。女性心理のえぐさや説得力にいつも心を揺さぶられていました。この本はまだ若い学生に向けて書かれたそうで買うか迷いましたが、たまには甘酸っぱいのもいい…

感想・書評「ステップファザー・ステップ 宮部みゆき」ネタバレ注意・双子の中学生がいる家の近くに侵入しようとしたプロの泥棒が屋根から落ちた(レビュー)。 #読書

ステップファザー・ステップ 宮部みゆき 双子の中学生がいる家の近くに侵入しようとしたプロの泥棒が屋根から落ちた。双子はその泥棒を助ける。警察に通報しないことを条件に双子は泥棒に自分たちの父親になってほしいという。双子の両親は駆け落ちしてしま…

主人公は18年間もの間、アルバイトをしています・感想・書評「コンビニ人間:村田沙耶香」ネタバレ注意・(レビュー)。 #読書

コンビニ人間 村田沙耶香 不思議な世界観。 面白いタイトル、そして芥川賞受賞作という事に惹かれて購入しました。 コンビニに対する世界観が凄く鮮明に表現されていました。主人公は18年間もの間、アルバイトをしています。コンビニのバイトを18年間も続け…

感想・書評「フォルトゥナの瞳:百田尚樹」ネタバレ注意・主人公の慎一郎は、ある日突然、つり革を握る男の手が透けて見えるという不思議な能力を(レビュー)。 #読書

フォルトゥナの瞳 百田尚樹 愛と運命のストーリー 夢中になれる小説を探していたところ、この小説の帯に“感涙必至”の文字が!迷う事なく買うことにしました。

感想・書評「西洋菓子店プティ・フール:千早茜」ネタバレ注意・孫娘のパティシエの亜樹を中心に、その周囲に関わる登場人物が枝分かれしていくオムニバス小説(レビュー)。 #読書

『西洋菓子店プティ・フール』千早茜 少しさびれた昔ながらの下町商店街に佇む「西洋菓子店プティ・フール」のオーナーフェフの祖父、孫娘のパティシエの亜樹を中心に、その周囲に関わる登場人物が枝分かれしていくオムニバス小説。

感想・書評「新源氏物語(上)(中)(下)」ネタバレ注意・例えば原作では、主人公の光源氏の父帝と母更衣との恋から物語が始まりますが(レビュー)。 #読書

新源氏物語(上)(中)(下):ただの翻訳版と思うなかれ 源氏物語と言えば、今更説明の必要もない古典作品です。 しかし、この「新源氏物語」は、単に古文を現代文に訳しただけのものではありません。 作者の田辺聖子女史は、この作品を書くにあたって、源…

感想・書評「その女アレックス:ピエール・ルメートル」ネタバレ注意『絶望』の表現がとても深い作者だなと思いました(レビュー)。 #読書

その女アレックス ピエール・ルメートル とても楽しい読書体験をさせてもらった、の一言。夢中になって読みました。 パリの、日の当たらないダークな街にぴったりとくるミステリー。 自分と共通点は全くない主人公に、なぜか肩入れしてしまい、とてもドキド…

感想・書評「天久鷹央の推理カルテⅣ 悲恋のシンドローム:知念実希人」ネタバレ注意・本職の医師による一風変わった医療ミステリーの第4巻(レビュー)。 #読書

知念実希人著「天久鷹央の推理カルテⅣ 悲恋のシンドローム」;最終話は意外な方向へ・・・ 本職の医師による一風変わった医療ミステリーの第4巻です。 このシリーズの魅力は何といっても一見事件にしか見えない事象の裏に隠れる病気を天才診断医・天久鷹夫と…

感想・書評「隠蔽捜査:今野敏」ネタバレ注意・第27回吉川英治文学新人賞を受賞、TBSでも主人公、竜崎を杉本哲太が、同期の伊丹を古田新太が演じました(レビュー)。 #読書

隠蔽捜査 今野敏 刑事ドラマもいいけれど… 警察小説シリーズの数ある中でもかなりのクオリティを誇る作品です。第27回吉川英治文学新人賞を受賞、TBSでも主人公、竜崎を杉本哲太が、同期の伊丹を古田新太が演じました。テレビドラマで役者さんが演じるの…

感想・書評「モンスター:百田尚樹著」ネタバレ注意・奇形的な醜さで生まれ、幼少の頃から周囲にさげすまされて生きた女、和子(レビュー)。 #読書

「モンスター」百田尚樹著を読んで 奇形的な醜さで生まれ、幼少の頃から周囲にさげすまされて生きた女、和子。この和子が美容整形を繰り返し圧倒的な「美」を手に入れてゆくのですが、結局和子の求めたものは美しい顔でもパーフェクトボディでもなく「愛」な…

感想・書評「人魚の眠る家:東野圭吾」ネタバレ注意・脳死について、臓器移植について、死の考え方について勉強させられる一冊(レビュー)。 #読書

人魚の眠る家 東野圭吾 答えてください。娘を殺したのは私でしょうか。 東野圭吾の本ということで軽い気持ちで読み始めたこの本。正直こんなに重たく、考えさせられる本だと思いませんでした。読み終わった後もすっきりするというよりは、いろいろな立場にな…

感想・書評「キングを探せ:法月綸太郎」ネタバレ注意・(レビュー)。 #読書

キングを探せ 法月綸太郎 騙された! 「キングを探せ」は交換殺人をテーマとする推理小説です。警察の捜査を攪乱するためにカードの絵柄に従って殺す相手をシャッフルする4人の男たち。「A」を引いた男は「安斎(Ansai)」を殺すといったようにカードの頭文字…

感想・書評「君と時計と嘘の塔 第一幕:綾崎隼」ネタバレ注意・この作品はタイムリープ・ミステリーです(レビュー)。 #読書

君と時計と嘘の塔 第一幕 綾崎隼さんの新作 鳥肌ものです! この作品はタイムリープ・ミステリーです。 ある日、主人公の友人が世界から消えてしまいます。そしてそのことには主人公以外誰も気づいていない。消えた原因はタイムリープにあったのです。 この部分…

感想・書評「プラージュ:誉田哲也」ネタバレ注意・薬物に手を染めてしまったばかりに仕事を失った主人公の吉村貴生(レビュー)。 #読書

「プラージュ」 誉田哲也(ほんだてつや)・著 たった一度魔が差して薬物に手を染めてしまったばかりに仕事を失った主人公の吉村貴生。さらに住んでいたアパートが火事になって焼け出され、住む場所も失ってしまいます。途方に暮れた貴生が保護司の紹介でや…

感想・書評「火花:又吉直樹」ネタバレ注意・キャラクターが全て魅力的で、途中からは感情移入してどんどんと読み進められました(レビュー)。 #読書

火花 又吉直樹 キャラクターが魅力的 現役お笑い芸人が芥川賞受賞で話題の本を、今さらですが購入しました。まず、読み始めて最初に思ったのは、ちょっと表現が固いというか難しいな、ということでした。ふだんはもう少し読みやすい文章の本をよく読んでいる…

感想・書評「暗いところで待ち合わせ:乙一(おついち)」ネタバレ注意・映画化されている作品です(レビュー)。 #読書

暗いところで待ち合わせ 乙一(おついち) 心が温まる物語です。 10年以上前に発売された小説で、すでに映画化されている作品です。表紙は少し不気味な印象を受けますが、ホラー小説ではありません。作者の乙一さんの小説が気になり手にとってみました。目が見…

感想・書評「猿丸幻視行-井沢元彦」ネタバレ注意・百人一首に歌を残した天才歌人の暗号とは(レビュー)。 #読書

猿丸幻視行-井沢元彦(いざわもとひこ):百人一首に歌を残した天才歌人の暗号とは 百人一首にただ一つの歌を残したのみ。 それ以外の歌や経歴については一切の謎に包まれている歌人「猿丸太夫」の秘密を追った小説です。おくやまに もみぢふみわけ なくし…

感想・書評「3652伊坂幸太郎エッセイ集」ネタバレ注意・びっくりするくらい面白くなかったんです(レビュー)。 #読書

3652伊坂幸太郎エッセイ集・伊坂幸太郎・びっくりするくらい面白くなかったんです。 伊坂幸太郎さんの小説はいくつも読んでいてとても好きです。先日、友人との待ち合わせまでに2時間ほど時間があり軽く読めるものをと思い本屋に平積みしてあったこの本…

感想・書評「キノの旅19巻(ⅩⅨ)the Beautiful World:時雨沢恵一」ネタバレ注意・「捨てる国a・b」など、これからの高齢化の社会を案じているのでしょうか(レビュー)。 #読書

キノの旅ⅩⅨ the Beautiful World 時雨沢恵一 10年以上も前から好きな作品です。 最近は年に1冊のペースで出版され、とうとう19巻になりました。 短編小説ですが、ここまで変わらず、いつも面白いというのは本当に凄いことです。 登場人物が少しずつ増え…

感想・書評「終活ファッションショー(安田依央著)」ネタバレ注意・主人公の司法書士が、お年寄りの相談にのるうちに、死装束について興味を持ち(レビュー)。 #読書

終活ファッションショー(安田依央著)で価値観がかわります。 最近、注目を浴びている「就活」ならぬ「終活」をテーマにした、安田依央著の「終活ファッションショー」が、現代の悩みを描いていて、おもしろかったです。 もともと、「死」への否定的な感情や…